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考える

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南仏の小さい秋、見つけに行ってきました。

落ち葉の絨毯、綺麗でした。








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みんなでカサカサやったりバサバサ落ち葉を振りまいたり。
犬達もサクサクいう音に喜んで遊んでいました。












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藪の中まで入り込んで、木の実採集。
お店やさんでも開けそうなほど、夢中で集めておりました。










土曜日の朝、目が覚めて目覚まし代わりの電話を見ると
ラインやらメッセージやらがたくさん。
そこで知ったパリの惨劇。

前夜、まだ被害がそこまで大きくない段階のニュースまでは把握していたのですが
まさかその後こんな事になっていたとは・・・。
翌日ピクニックのつもりで、早起きしてお弁当作らないと、って、早寝してたので知りませんでした。

120人以上に及ぶ死者、80名以上のけが人。

被害が最も大きかったのは、ル・バタクランという劇場。
10数年前、私がパリに暮らしていた頃
生まれて初めて自立して、働いて、アパートを借りて、一人で生きていたのがこのエリアでした。
メトロシャロンヌ駅のすぐ目の前で、Rue de la Charonneの被害があったレストランからは徒歩3分ほどの距離でした。

私の思い出の地、初恋の街が
こんなに悲しい血の涙を流す必要が
どこにあるのでしょうか。

19歳で、パリを初めて旅行して、フランスに、パリに恋に落ちた私。
それがなかったら、今こうしてフランスやフランス語に携わる人生を送っていなかったでしょう。
パリは私にとって、第二の故郷。
この惨事に、ただただ茫然として、言葉がありません。

幸い、パリに住む友人達は、皆無事を確認する事ができました。(こんな時SNSは便利・・・)
しかしながら皆一様に、深い悲しみと、また襲ってくるかもしれない恐怖に怯えていました。

南仏に住む私たちだって、明日は我が身。
正直とても不安です。
今回のテロを受けて、2次、3次といった後追いのテロが起こらないとも限らない。


それから
こういった、ISやイスラム過激派のテロが起こるたびに
私達にはもう一つの悲しみがあります。

私の夫は、マグレブをオリジンに持つ二世です。
フランスで生まれて、フランスで育って、フランス国籍を有していますが、
亡くなった義父は北アフリカの出身。
普通の善良なイスラム教徒のおじいちゃんでした。
夫はちょっと変わった人なので、イスラム家庭に生まれても、アッラーを信じない人で
というか、アッラーどころかどんな神様も信じない無神論者です。
お祈りもしないし、豚肉も食べるし。
どこか潜在的なアッラーへの敬意のようなものは時折垣間見える事はあるけれど・・・
例えれば、日本人の仏教徒具合に似たような感じで、とてもライトなものです。
私たち日本人も、葬式は坊さんに御経をあげてもらうけど、クリスマスも祝うし、肉も魚も食べるし・・・っていう。

だけど夫は見た目はアラブだし、アラブの名前を持っています。

だからこんな事があると、外に出て歩いているだけで、職質されたり、カフェに入ろうとしたら、「満席だから」と、たくさん席があるのに断られたりもします。

そういう事があったと聞くと、私は鼻息荒く、「人種差別だ!」とかいうのだけれど

"C'est pas grave." (なんでもないよ)

と夫はいいます。
悲しいかな、もう、慣れっこになってしまっている。

そういう、差別が存在するのも事実です。
悲しい事です。


イスラム過激派のテロがあると、だから二重に苦しくて悲しい。


今は、そんなアラブの血を引くムスメがいるから、余計に他人事とは思えなくなってきています。


それでも
ムスメを含む、小さな子供達の目には、アラブ人か、黒人か、白人か、アジア人か、ユダヤ人か、イスラム教徒か、キリスト教徒かなんてそんなものは映ってはいなくて

ただ、面白そうな人か、優しそうな人か、大きな人か、小さな人か、
そういう事しか見えていない。純粋に。


いつの間にか大人になると、同じ瞳で違うものの見方になってしまう。

子供の瞳を忘れないようにしていかなければと思います。







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子供達の、未来の平和を守るために
何ができるんだろう。






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Comments (10) Trackbacks (-) | 日々

Comment

No title
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2〜3回しかコメントしてないので覚えてはいないかもしれませんが、2匹のトイプー飼っているノコあんこママです。(以前はまりりんでコメントしました)
こぐまちゃんのインスタ時々覗いています。恥ずかしいのでフォローしてませんが・・・
今回の無差別テロは本当にひどいですね。一部の過激な思想の人たちのせいで善良なイスラム教徒の人々が差別を受けるのは本当に納得できません。
頭ではわかっていても恐怖は連鎖するのでそれを止めるのは難しいのでしょうか・・・
完全なる世界平和はないでしょう。でも多くの人が純粋な心を忘れずにいれば少しでも平和になるのでは・・・と私は思います。
2015年11月15日(Sun) 13:28
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ご無事で何よりです。
日本でもとても大きく取り上げられています。
このようなことが起こるたびに平和を祈らずにはいられません。

宗教の自由はありますが、私には何を信念に持とうと人を巻き込んでやるようなことは大嫌いです。

子供のようなニュートラルな目線で何もかも考えられたら…世界は平和なのかもしれませんね。

どうかお気をつけてお過ごしください。
2015年11月15日(Sun) 15:14
No title
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帰省先の富山で一連のテロのことを知りました。
フランスといえばこぐまちゃん、
パリからは遠く離れているとはいえこぐま家のことが気がかりでした。
どうしたらこのような悲惨な争いをなくすことができるのでしょう。
本当に悲しいことです。
これ以上ひどいことが起こらないことを祈るばかりです。

2015年11月15日(Sun) 15:45
No title
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ホント子供の目のまま大人になれたらどんなにシンプルでやさしい世界なんだろう、、、と思います。
こないだうちの娘も私がてぬぐいほっかむりしてフザケていたら、「Ecoleにいる!」ってアラブ系のお迎えのお母さんたちみたいだ、と言ってたり。

カンヌでも以前住んでいたエリアで、ひとつ先の通りでテロリストが逮捕されたことがありました。明日は我が身、つくづく感じます。
2015年11月15日(Sun) 15:56
ニュース見ました。
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罪なき子育てママや、幼いお子さん達を、テロや大人の戦争へ巻き込むのが、納得行かないですー逆に米国のシリア空爆で、一般人の被害も悲しいですねー仏国に日本商社あれば、日本人社員に帰国を促すんじゃないかな。出来ればご結婚で日本から移住された方達も、一時避難で自国へ帰られ、身を守ってほしいです。皆様の無事をお祈りします。
2015年11月15日(Sun) 22:06
No title
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ニュースで見て、とてもビックリしました。
書かれてる内容がとても心打たれるもので、
子どものような文章しか書けない私のコメントで失礼ですが
みんなで「戦争やーめよ!」ってならないのか?
難しいことを考えず、素直に普通でよくないかい?って。
子どもの瞳、本当にそうだと思います。
これ以上何事も起こりませんように。
2015年11月15日(Sun) 23:19
No title
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本当に悲しい出来事です。
みんながテロリストじゃないと分かっていても、やはり人種、宗教などから周囲の人々が一方的な偏見を持つのは止める事ができません。ご主人、そしてムスメちゃんの事、とてもご心配ですね。慣れていても、十分気をつけてお過ごしください。
落ち葉と戯れるムスメちゃんの平和な姿がいいですね!
誰もがこんな微笑ましい情景の中で暮らせる事を心から祈っています。
2015年11月16日(Mon) 13:07
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*ノコあんこママさんへ*
まりりんさん、覚えています。お久しぶりです。
インスタも時々ご覧いただいているんですね、ありがとうございます!!
テロは犯罪です。宗教を大義名分にしているだけで、全く異なる物だと思っています。オウムが仏教とは異なる物だったように・・・。イスラム社会とアメリカの構図や戦争の歴史は複雑で根が深く、簡単に解決できる事ではありませんが、無差別に人が殺されるような事は、(シリアでの市民への攻撃も含めて)なくならなくてはいけないですよね。


*プアリリさんへ*
全ての宗教は、基本的には善き物ばかりだと思います。一部の人間の欲のために曲解されて本来の物とは形が変わってしまっているのが・・・。
もうこんな事が続かない事を祈っています。


*りんままさんへ*
ご心配ありがとうございます。
こちらは今の所は大丈夫です。が、フランス全土がショックを受けているなと思います。まだまだ予断が許されません。
気をつけて日々暮らしていきたいと思います。


*akikoさんへ*
子供達は純粋ですよね。時に残酷でもありますが、そこに悪意はなくて素直です。
南仏は移民も多いですが、移民に対する差別はパリよりも強いと思います。田舎なせいかな。そういう環境の中で不満を持って生きている若者が多い事も事実。憎しみの連鎖を断つためには、教育しかないと思います。問題が大きすぎて、自分に一体何ができるのか・・・?という感じですね。


*紅葉饅頭さんへ*
ただ週末を楽しんでいた普通の人たちがたくさん亡くなりました。許されない事です。おっしゃる通り、シリアへの攻撃で、シリアの一般人達もたくさん亡くなったそうです。そこを同じように報道しないのも問題がありますね。日系企業は駐在員を戻すところも出てくるでしょうね。


*mamamixさんへ*
そうですよね。本当に、なぜシンプルに仲良くできないかな?と思いますよね。
戦争には、単純に宗教だけの問題ではなくて、大国同士の利権が絡んでいるというのが結局のところだと思います。本当の敵は、イスラム国のテロリストの20歳そこそこの若者じゃなくて、そういう若者を生み出してしまう世界なのだと思います・・・。


*なるみなみさんへ*
日本にいるとよく分からない宗教間の事がたくさんあるという事を海外に出て知りました。複雑ですね。
悲観的になりすぎず、おおらかな気持ちを忘れないで、家族が元気で暮らせるようにしたいですよね。
2015年11月17日(Tue) 06:07
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こんばんわ、以前からブログ拝見させていただいてるのですが、初めてコメントします。
私は日仏ハーフで、日本人の夫との子どもを昨年フランスで出産しました。
今たまたま母のいるアルデシュに遊びに来ていて、今回のテロを知りました。
幸い親戚友人に被害はありませんでしたが、やはりショックでした。
そして、私の従姉妹の夫も北アフリカ系の2世です。
彼もこぐまちゃんの旦那さんのようにとてもライトな感覚の持ち主で、優しくて穏やかで、とても賢い人ですが、やはり同じような目に遭うことがあるそうです。
その話を聞くたびにこっちが悲しくなっていましたが、今回のことで、更に悲しくなってしまいました。
きっと彼らも悲しい思いをしているんだろうな…と。

本当に何が正解かわからないけど、自分の娘には色んな人種や宗教があることを教えていきたいです。
いや、こぐまちゃんの仰る通り、子どもの目には真っすぐ真実が写っているのでしょう。
そのままの目を、見方を、守っていってあげたいですね。

また、ブログ遊びに来させていただきますね(^^)
2015年11月18日(Wed) 07:25
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*laylamelanieさんへ*
コメントありがとうございます。インスタの方でフォローバックさせていただいてます。普段は日本にお住いなのかな?大変な時にこちらにいてしまいましたね・・・。
日本に居ても、いろいろな差別はあると思うんですね、どこにいても、なくならない。でもなんだろう、子供には偏見を持たずに、物事を判断できる力をつけてあげられたら、、と思っています。
laylamelanieさんも日仏ハーフって事で、ご自身のアイデンティティとか育ってくる中で考えたりする事もあったのかな。うちのムスメはどう感じていくのかなと今から興味深いです。地球人として、豊かな感覚を備えて欲しいですね、これからの子供たちには。
2015年11月19日(Thu) 05:28












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